2017-11

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河野談話を検証する  よく言うよ

  河野談話を検証する - よく言うよ  

 「よく言うよ」とは「よくもまあ、そんなことが言えるものだ」である。

 昭和20年8月15日は、ポツダム宣言受諾・無条件降伏の日である。
その日から連日、天をも焦がすかのように、市谷の大本営で、全国各地の軍隊で、中国で、朝鮮半島で、南方の島々で、軍は文書を焼却した。
 満州第七三一部隊は、文書だけでなく施設そのものを跡形も無く破壊した。生体実験の証拠痕跡を隠滅するためであった。

映画「日本のいちばん長い日」笠智衆(鈴木内閣総理大臣)、三船敏郎(阿南陸軍大臣)、山村聰(米内海軍大臣)、岡本喜八監督にも、天に昇る焔と煙の文書焼却の場面が映る。
軍は一切の文書を焼却したのである。そのことは周知の事実である。
非道破廉恥な従軍慰安婦の証拠文書も焼却したのである。

 そしてまた、文書が出てきても出てこなくても、あるいは、生活困窮から身売りをされた子女がいたにしても、軍が非道な慰安所を帯同していた事実を拭うことはできない。
 しかるに、「軍が関与した文書が見当たらない」だから「軍が慰安婦を強制したとは言えない」と言って、「河野談話を検証する」との申し条 (安倍首相と菅官房長官) は、「よくもまあ、そんなことが言えるものだ」である。

 今、為すべきは、隣国との相互信頼の構築である。
 河野洋平「平和への決意を再確認せよ」(岩波「世界」5月号62頁)を薦めたい

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